2016年6月9日木曜日

[Azure 100Tips]IaaS方式 VS Azure RemoteApp(04/100)

IaaS 方式 と Azure RemoteApp のメリット・デメリットについて


結論
 四の五の言わず、RemoteAppを使いなさい!


[IaaS 方式]
<メリット>
・オンプレミス(社内)のサーバーと同様の運用が出来る。
・詳細なログを取得することが出来る。
  例: ログオン履歴、RD セッション ホストのシステム、アプリケーションログ等
・リモート デスクトップとしてご利用いただくことも出来る。
・更新プログラム等を適用される際には、冗長構成を組まれている場合は、ダウンタイムが発生せずに行うことが出来る。
・Windows の詳細な設定を行うことが出来る。
とまあ、自分で何でも出来ることがメリット!

<デメリット>
・Windows Server OS 全体の運用が必要。
・リモート デスクトップ サービスの構築を手動で行う必要。
・接続に必要な RDS CAL の購入が必要。とまあ、めんどくさーいライセンス管理が別途必要・・・


[Azure RemoteApp]
<メリット>
RDS CAL の購入が不要! (Azure RemoteApp の課金にお任せ。)
・仮想マシン OS のメンテナンスの不要。(カスタム テンプレート作成時点の OS の状態が保持されます)
 これは、メリットでもあり、デメリットでもある・・・

ログインするユーザーが増えるにつれ、仮想マシンが動的にスペック面で拡張される
・構築が超簡単。小学生でも出来る!

<デメリット>
・Windows Update や追加でアプリケーションのインストールが必要な際は、カスタム テンプレートを再作成する必要。
 ですが、まぁ当たり前の話でIaas型でも同じ。


・コレクションのイメージを更新する際には、全ユーザーをログオフする必要があるが、まぁこれも当たり前な話かな。

・仮想マシンのサイズ (スペック) が A3 (CPU コア数 4 つ、メモリ 7 GB) に固定だけど、まあまあスペック的には使えるレベル。

・1 台の仮想マシンに接続できるユーザー数がプランごとに決まっており
   下記のユーザー数で、A3 サイズの仮想マシンのリソースを共有します。
   (Basic: 16 ユーザー、Standard: 10 ユーザー、Premium: 4 ユーザー、Premium Plus: 2 ユーザー)
・1 つのコレクションにつき、最低でも 20 ユーザー (Premium、または、Premium Plus の場合は 5 ユーザー) の課金が発生。