2017年3月13日月曜日

[Azure 100Tips]ソースコードにアクセス出来るメンバーを制限したい(09/100)

質問
 最上位のGit Repositoryと子供のRepositoryでも同じように設定が出来るようですが、これはどのような役割があるのでしょうか?


回答
 最上位の Git Repository での設定でございますが、こちらは最上位のGit Repositoryに対するアクセス制御の設定となります。
 この最上位に対するアクセス制御を設定した場合には、既定では、最上位に設定した内容が下位の Git Repository 全てに、自動的に継承されます。
Git Repositories にアクセス制御の設定すると、下位の “Repository A”、”Repository B”、”Repository C” これらすべての Repository に対して、Git Repositories の設定が自動的に継承されます。


※これは最上位だけに限らず、すべての Repository に対しての既定の動作となっておりますため、ある Repository が下位の Repository を含む場合、既定では、常に下位の Repository は上位の Repository の設定を自動的に継承します。

上位の Repository に対し、ユーザーやグループのアクセス制御設定を追加された場合、下位の Repository にも、上位に追加されたユーザーやグループのアクセス制御設定が表示されますため、下位の Repository にて、上位から継承されている設定をご確認いただくことが可能です。
 以上の動作から、複数の Repository に対して同一の設定が必要な場合は、上位の Repository に対して設定を行い、下位の Repository でその設定を継承することで、下位の個々の Repository に対して設定を行う手間を省くことが可能です。。
※下位の一部の Repository に対して、上位の Repository の設定を適用したくない場合等は、一度上位の Repository に設定し、対象の下位のRepository の設定にて、上位から継承されている設定を変更することが可能です。